2009年10月24日

1. 床板張り

防草シートを敷いた時の土台の写真

さてさて、何とか土台部分は完成!
計算外のことが色々あったが、補強板をベタベタくっつけて多分これで大丈夫だろうと思い、ネジの打ち忘れ、チョイ塗り忘れ等がないかチェックしていく。
OKだったら土台下の掃除と整地をした後に、知り合いの植木屋さんから貰った“防草シート(※7)”を路地部分に敷いて砂利石をまいていく。
わが家の庭は狭いためにあっちゃこっちゃと材木を移動させたり、作業場の確保もままならない状態でしたが、ここまでの作業で思ったことは、水平がちゃんと一定で土台をしっかりさせておけば何とかなるということ。
何かしら男の料理的な…基本だけはおさえて後は豪快に!という感じなのだ。
材木をまっすぐ切れなかったり、材木が寸足らずで隙間を作ってしまったりしたとしても「そんなの関係ね~」と思っているのは僕だけだろうか?
認めたくないものだな…若さ故の過ちとやらを…。


そんなこんなで次は床板の切り出し。
予定していた材木はもうすでに計算上とは違い足りないかもという不安の中、まずは切り出して板を仮置きしていく。
反り割れ、節、けば立ちなどをチェックしながら、出来るだけキレイなものを優先的にしていく。
もう一つは木表と木裏。板を張るときには木裏(木の芯側)を上にして張るのが基本らしく、どちらを上にするかもチェックしながら並べていく。
中には丁度木の芯の部分に近いものもあり、どちらが木表でどちらが木裏なのかわからないものもあった。柾目(まさめ)とか板目とかいうらしいが、ここは臨機応変に考える。

床板を仮置きした写真

1. 床板張り

う~ん、なんだか感動!
子供はまだ板を固定していないのに早速駈けずりまわり楽しんでいる様子。
「父ちゃん頑張ったよ」って子供に報告したいような心境の中、ポール周りやポスト周りなどの出っ張り部分にはめ込めるように切り出していく。板と板の間は3~8mm程度の隙間が出来るようにした方が通気や排水にもよいらしい。

<ポスト横に板を置いてサシガネで切り込み線を入れている写真>
<板に切り込みを入れている写真>
<ノミを板に当ててある写真>
<板をはめ込んだ時の写真>

本当は一枚ずつ順番に板を土台に打ちつけ固定しながら調節して切り込みを入れていくのが手順らしいのだが、いかんせん子供が「手伝う!」と言い張り、お手伝いしてもらうための準備が必要だったため順番を変えた。丸ノコや水平出しなどの作業は危ないし邪魔なので、せめて一番楽しい床板張りで…と子供のお手伝いも考慮しながら「家族みんなで作った」という思い出も一緒に作っていく。

<子供と一緒にドリルでネジ締めをしている写真>
<チョークラインで線を引いている写真>

できるだけ正確に板を仮置きした状態で、チョークライン(※8)で打ちとめる根太の位置がわかるように線を入れておく。その前には切り込みを入れた場所には縁にヤスリをかけてチョイ塗りしておく。

<端材で作ったガイドの写真>

その後に今度はビスを打ち付ける位置がわかるように端材でガイドを作り板に書き込んでいく。僕の作った打ち込みガイドはついでに板間のスペーサー付きで隙間もばっちり!
板の小口付近はネジで締めると割れやすいので、あらかじめドリルで下穴を空けておいておくと安心。板の継ぎ目で一本の根太に小口を二つ付き合せて止めるときは板に対して斜めにするといいらしい。
止めるときの注意点はネジ山を板に少しめり込ませること。もし突き出ていると歩くときに危ないから。金具で板上にネジを出さないものもあるけれど、これは予算とこだわりで決めればいいと思う。
ドライバをとても酷使する作業で、バッテリーはすぐ切れるしドライバ自体もオーバーヒートでうまく動いてくれなくなる。
根太に対して垂直に張っていったと思っても、どこかでズレが起こってたり、土台の縁に近づくにつれ板の間隔がキレイに揃わなかったりするしと、妥協と楽観で作業は進められていくのであった…。

<床板を打ちつけた後の写真>

板の繋ぎ目部分の小口にはサンダーをかけてバリとりしておく。
板の反りとか浮きとかのせいで中々計算通りにはいかないのが常なり。
それでも固定した後のデッキは、ついゴロンとしたくなるような“幸せな空間”が出来上がる。

<板にチョークラインを引いている写真>
<丸ノコでラインに沿って切り落としている写真>

板を打ち終えたあとに縁側のはみ出て不揃いになっている部分にチョークライン(※8)で線を引き丸ノコで切り揃えていく。
その後にサンダーで仕上げて塗料をチョイ塗りすれば、う~んいい感じ。
その後パーゴラ(別項)やフェンス(別項)などを組み立て、端材や道具を片付け掃除をしたら、これでようやく組み立て完成!
最終的に2×6板2本、2×4板1本、あとは切り出した端材が土嚢袋2袋が余った。
これらはデッキ下に隠しておくか、車庫脇にでも置いてまた何か作る時用にとっておこう。
組み上がったいっぱいの感動と、組み上がってしまった少しの寂しさを感じながら、ただボーっとウッドデッキを眺めてはビールをすするのであった…。



※7 防草シート
ウッドデッキの下は陽が当たらなくても隙間から草は生えてくるし、猫などのトイレや寝床にもなってしまいがちで土の部分は出さないようにして、水は通すが陽は通さないというシートを敷いて砂利石を撒いた方がいいと知り合いの植木屋さんに言われて分けてもらうことに。
僕の読んだウッドデッキの本には書いてなかったけれど、まあやっておいて損はないと思いやってみた。できるだけゴツゴツとして居心地の悪い表面にして猫の侵入を防いだり、雑草対策として一考してみてはいかがでしょうか?

※8 チョークライン
昔は糸を墨壷(すみつぼ)に入れて、その糸を材木の上に這わして指でパシンと弾き線を入れていたのだが、最近はこういうチョークの粉で線をいれるらしい。
指で弾いてきれいな直線が入るその瞬間がとても楽しくやみつきになってしまうこと間違いなし!(僕だけかもしれないが…)





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Posted by ayanpa at 22:33│Comments(0)1, 床板張り
 
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