2009年04月15日

4, 塗装(1回目)

雨の日のブルーシート屋根の写真
まず、塗装をしよう…話はそれからだ(フィリップ・マーロウ調に)。
でも雨だけは…それはウッドデッカー(勝手に作った言葉)にとって天敵だ。
大雨が降った木材搬入当日、予定していた置き場に木材が入りきらず急遽ブルーシートをベランダから吊るして、屋根代わりにした。それでも濡れてしまうところは家庭菜園に使っているマルチシートをかけてとにかく濡れないようにする。

材木に黒ビニルマルチをかけてある写真
木材下には端材を並べて枕木にして、万全とは言えないまでも何とか雨対策。
明日は週に一度の休日、晴れ男の異名を持つ僕はただ明日晴れることを祈りつつ、「濡れて塗れない」状態だけは避けたいと思うのだった…。

晴天
次の日。わっはっはっは~!晴れ男パワー炸裂。
予報では降水確率40%で時よりにわか雨も心配されたが、本日晴天なり。
早速“ウマ(ソーホースブラケット)”の上に一束ずつ木材を置いて塗装開始。

木材塗料の缶を逆さまにしてよく振る
まず塗料の用意。木材塗料(キシラデコール)の缶を逆さまにしてよく振る。

塗料を混ぜている時の写真
そして元に戻して、ふたを開け、適当な棒で底掻きするようにグリグリとかき混ぜて、塗料をよく混ぜる。

ペール缶に塗料を注ぐ
混ぜた塗料をペール缶に1/3くらい注ぐ。

4, 塗装(1回目)
木材塗料用のハケで塗っていく。ベッチョリいくとすぐ塗料がなくなるし塗りムラも出来るのでペール缶の端で筆をしごいてからスーっと伸ばすように塗るといいらしい。

木束をまとめて塗っている時の写真
側面や小口は一束まとめて塗るなど手順を決めていくと作業効率が上がると思う。
今回はハケではなくモップのような「コテバケ」というもので塗った。
工作物とかに色を塗る時は、面積が小さく塗りにくい場所から塗っていく…というのが手順だが、今回の場合はあまり気にせず塗っても構わないと思う。


ウッドデッキに使用する木材の質について


けば立ちや割れ死に節のある木材の写真
けば立ちや割れ死に節のある木材の写真
けば立ちや割れ死に節のある木材の写真

ここで思ったのが木材の質について。
購入する際同じWRC材でも店によってもその店の中でも松竹梅のようなランクがあってその違いは主にプレナー加工(表面ツルツル加工)してあるかどうからしいのだが、僕はよくわからず一番安いものを購入。
なるほど、大体はOK、でもけば立ちしている部分も結構ある。ここの部分はある程度紙ヤスリでならせばいいのだが、ツルツル感は諦めた方がいいでしょう。
もしそれを求めるならば、グレードの高いものを選んだ方が無難だと思う。

一番安いパイン材(松材)とWRC(レッドシダー、赤杉)では値段の差は約1.7倍。
同じWRCでも安いのと高いのでは2倍くらいになります。イペとかアイアンウッド、ウリン、サイプレスとか硬くて耐久性あるもっと値段の高い木も存在するので、ここで予算は大きく変わる。

割れ、反り、死に節などこれは床には敷けないなぁ…と思われるものも結構あった。
これらは切り出す際に使わないか見えない場所に使えばいいのだが、大量にある木材を順次塗っていき並べていくとどれがどれだがわからなくなってしまいます。
仕分けする手間を惜しまないのならば、最初の段階でしておくとベター。

僕の場合は惜しんでそのまま続行、けば立ち部分はハケを叩き入れる感じで隙間に塗料を塗っていった。何だか「塗る」というよりは「すり込む」感じで、まるで妻がいつも化粧水をピチャピチャと丹念にやっているかのようだ。塗装作業ひとつにも妻のことを思いながら行う優しい夫なのであった。



塗装済みの木材を積み上げている写真

塗装済みの木材

最初油性塗料は乾燥24時間と書いてあったので、片面塗ったらもう片面は明日以降なのかなぁとペンキを塗るときの感覚でいたのだが、この塗料は表面的にはすぐ乾き一気に全面塗って重ね置きしていいらしい。
そんなこんなで半日かけて木材全本塗装完了! 日頃の運動不足のせいなのか、塗装作業よりも木材を運んで積んでいくという作業で疲れた。僕にとっては10フィートクラスになってくると、塗るのも運ぶのも結構大変だった。

もしそんなに長さが必要でないものを作るのならば8フィートの長さを基準に探していった方が作業する場所的にも運ぶ重さ的にも女の人でも作業は出来るんじゃないかと思う。
明日の筋肉痛は覚悟しなければならないだろう。運送業の人や大工さんとかは本当にすごいなぁと思いながら昼下がりにまぶたの裏の世界へと落ちるのであった。


タグ :塗装


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